こんにちは、ふみチッカです。
今回は下村敦史さんの小説『ヴィクトリアン・ホテル』の感想です。
内容を全然知らずにホテル小説だと思って読んでいましたら、最後の方で衝撃の展開に。
完璧にやられました!!
必ず二度読みをしたくなる小説です。
『ヴィクトリアン・ホテル』の概要
実業之日本社サイトより、あらすじお借りしました。
事件、誘惑、秘密の関係……すべてを見ているのは、このホテルだけ。
張り巡らされた伏線、交錯する善意と悪意に一気読み&二度読み必至!
伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」は明日、その歴史にいったん幕を下ろす。ホテルを訪れた宿泊客それぞれの運命の行方は――?
実業之日本社サイト
こちらの本は、2021年3月に発売された全305ページの小説です。
下村敦史さんの著書紹介
下村敦史さんは、『ヴィクトリアン・ホテル』以外にも、
- 『闇に香る嘘』(江戸川乱歩賞)
- 『死は朝、羽ばたく』(日本推理作家協会賞・短編部門 候補)
- 『生還者』(日本推理作家協会賞・長編及び連作短編編集部門 候補)
- 『真実の檻』、『黙過』、『同性同盟』
などの作品があります。
『ヴィクトリアン・ホテル』の感想
ホテル小説が好きです
ホテル小説は好きなジャンルのひとつです。まず舞台となる豪華で歴史のあるホテルというのが憧れますし、そこで展開される様々な人たちの人間模様がおもしろいんですよねぇ。
”ホテル小説”というと、お話の雰囲気や流れもだいたいお決まりになっている部分もあり、そういうお話が好きだし、それが読みたくて読むんですが、
『ヴィクトリアン・ホテル』は普通のホテル小説ではなかったんです。
まさかのミステリー小説だった
何人かの視点で変わり交代でお話が進んでいきまして、わたしもふむふむと読んでいましたら、
後半でいきなりびっくりする事実が書かれていたんです!!

えぇーーーーーーー!!!!
と思わず口に出してしまうほど。
このお話では殺人事件が起こるわけではないですし、普通のホテル小説として構えずに読んでいたんですね。
ところが『このお話はミステリー小説だったんだ!』と後で分かるんです。
まったく気づかずに読んでいたので、完璧にしてやられました。
文字で読む小説ならではの面白さ
映像でお話を見たら、すぐに分かってしまうような事実でも、文字にして読むと分からない。
もうほんと小説ってやっぱりおもしろいなぁと改めて思います。
いやぁ、よくできてるなぁ、すごいなあとしみじみしつつ、必ず二度読みしたくなるお話でした。
気持ちよくだまされて、楽しい読書体験をしてみて下さい
内容にまったく触れておらず、どこが感想なの??という記事になってしまい、すみません。
ホテル小説が好きな方、ミステリーが好きな方、ぜひ『ヴィクトリアン・ホテル』を読んで、気持ちよくだまされて下さい(笑)
本日はお読み頂きまして、ありがとうございました!!
それでは、また~




コメント