ハチャメチャなキャラ達とタイムトラベル♪「四畳半タイムマシンブルース」(森見登美彦さん)

小説

こんにちは、ふみチッカです。

さて今回は森見登美彦さんの『四畳半タイムマシンブルース』です。

お話を読んでみましたら、夏のお話でして、かなり季節外れなタイミングで読んでしまいました・・・。そんなこともあり、あまり力が入らずにすーっと読み始めたところ、次第にお話がおもしろくなっていき、このお話の世界観に入り込んで、とっても楽しいエンターテイメントを感じることができました。

寒いときだからこそ、楽しくて明るい本を読みたい方、おすすめです。

「四畳半タイムマシンブルース」の概要

KADOKAWA文芸WEBマガジンサイトより、あらすじお借りしました。

 水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。

森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!

KADOKAWA文芸WEBマガジンサイトより

こちらの本は、2020年7月に発売された小説です。上のあらすじにも書かれているように、上田誠さんとのコラボレーション作品になってます。

わたしは森見さんの『四畳半神話体系』も、上田誠さんの『サマータイムマシン・ブルース』も見たことがない状態で『四畳半タイムマシンブルース』を読みました。

それでもまったく問題なく、物語を読むことができましたので、未読の方も安心して手に取ってみて下さい。

 

森見登美彦さんの著書紹介

森見登美彦さんは、『四畳半タイムマシンブルース』以外にも、多数の作品を出版されています。

  • 『夜は短し歩けよ乙女』(山本周五郎賞)
  • 『ペンギン・ハイウェイ』(日本SF大賞)
  • 『四畳半神話体系』
  • 『有頂天家族』
  • 『夜行』
  • 『熱帯』
  •  などなど。

「四畳半タイムマシンブルース」の感想

表紙絵は中村佑介さん

まず、表紙がめっちゃおしゃれですよね。わたしは内容をまったく知らず、表紙にひかれて本書を手に取りました。

本書を読み終わってからあらためて表紙を見てみると、ものがたりの内容がギュッとつめられたイラストであることが分かります。あらかじめ登場人物がどんな人が知ったうえで読みたい、という方はKADOKAWA文芸WEBマガジンの『四畳半タイムマシンブルース』特設サイトでイラスト付きの登場人物紹介がありますので、そちらでご確認下さい。

 

堅い文章がクセになる

お話はすべて主人公の言葉で語られます。言葉づかいが堅くて古風な感じなので、少し入りにくかったんですが、読み進めるうちに全然気にならなくなり、むしろ物語の雰囲気にとてもマッチしてして、言葉づかい込みで、物語を楽しみました。

なので、読み始めて文章がとっつきにくいなぁと思ったかたも、気にならなくなるほど物語の方がおもしろくなるので、ぜひ読み進めて下さい。

 

現在を変えてしまわないように奮闘するタイムトラベル

季節は夏。主人公は大学生で、その主人公が住む学生寮のお話から始まります。主人公の悪友がクーラーのリモコンを壊してしまい、クーラーが使えなくなってしまったという。

そこからどんな風にお話が展開されるのかと思っていたら、突如として、その寮にドラ〇もんに出てくるタイムマシン装置にそっくりなものが出現!

それだったら過去へ行って、壊れる前のリモコンとってくればいい!!という単純かつ、めっちゃ分かりやすいストーリーが進んでいきます。

せっかくのタイムマシンなのでもっと他のことに使ってもよさそうですが、バカバカしいくらいの発想と、そしてそれにのっかる登場人物たちのノリ。この辺からじわじわとおもしろくなってきます。

タイムマシンで過去に行って、無事リモコンをget!でも、リモコンが壊れなければ未来が変わってしまう?どうなる?もしかして宇宙が滅亡してしまうかも!!(宇宙滅亡まで話が飛ぶのもおもしろい)

ということで、現在(過去から見た未来)を変えてしまわないように、登場人物たちが現在と過去をいったりきたりします。

タイムトラベルのお話ですと、未来を変えるために過去にもどるということが多いですが、この物語は現在と同じになるように、過去へ行ってあれやこれや奮闘する、ということが新鮮でした。

このことによって、現在ではつながらなかった話がつながったり、あとから「そういうことだったのか!」と分かる伏線を回収していくような、爽快さがあります。
とくに大家さんのお庭にある「筋骨隆々なカッパの石像」の謎が解けたときは、めっちゃおもしろかったです。

 

おわりに:

クーラーのリモコンだけでこんなにハチャメチャでワクワクするお話になるなんて。エンターテイメント性の強いお話で、終始ずーっとおもしろかったです!アニメ映画化しそうな感じ。

夏のお話なので、めっきり寒い今にはマッチしていないかもしれませんが、ぱぁっと明るい気持ちになりたい方、『四畳半タイムマシンブルース』おすすめです。

本日はお読み頂きまして、ありがとうございました!!
それでは、また~

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