『孤独のグルメ』の松重豊さんによる短編&エッセイ本「空洞のなかみ」

エッセイ

こんにちは、ふみチッカです。

わたしの好きなドラマ、「孤独のグルメ」で主演をされている松重豊さん
最近は白髪がお似合いで、渋いかっこよさが増してらっしゃいます。

今回ご紹介する本は、松重さんの初の著書!どんな文章を書かれるのか、かなり興味津々でよみましたが、まさに”松重さんワールド”を味わえる本でした。

「空洞のなかみ」の概要

毎日新聞出版サイトより、あらすじお借りしました。

物書き松重豊、誕生!
軽妙洒脱な筆致で描かれる演者の心象風景。 連作短編小説12編+エッセイ25編を収録!!

『孤独のグルメ』『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』『きょうの猫村さん』などさまざまな映画、ドラマで注目を集める著者の初の書籍。

書き下ろし連作短編小説「愚者譫言(ぐしゃのうわごと)」と週刊誌「サンデー毎日」の連載エッセイ「演者戯言(えんじゃのざれごと)」の2種を収録。

演者だからこそ描くことができた心象風景を、独自の軽妙洒脱な筆致で表現。「サンデー毎日」連載時から人気を呼んだ旭川在住のイラストレーターあべみちこによるイラストが彩りを添える。

毎日新聞出版サイト

こちらの本は、2020年10月に発売された本です。

ページ数は224ページとなっており、前半は短編の連作が計12編、後半が松重さんのエッセイ集になっています。大きめの文字で書かれているので、読みやすいです。

 

「空洞のなかみ」の感想

短編小説「愚者譫言(ぐしゃのうわごと)」

本の前半は、1つが10ページ弱の短編が12編おさめられています。短編といっても、連作なのでそれぞれのお話がつながっていて、全て同じ主人公となっています。

この短編の主人公は、40代の男性の俳優さん。

それぞれの短編のはじまり方がおもしろくって、主人公の俳優さんは、警察の取調室だったり、病院のオペ室だったり、裁判所だったり・・・いろんなドラマの撮影現場にいるんだけれども、”自分が何の役をやっているのか分かっていない”という「マジかよ」な状況からはじまります。

何にも分かっていないのに、いきなりドラマの撮影に放り込まれた、みたいな感じです。

主人公は、周りにいる人や景色を見まわして、自分の状況や役を推測し、演じていきます。(それができるのがスゴイ)

そうやって撮影が進んでいくんだけれども、、、、ドラマは主人公の推測とは違う方へ進んでいき・・・という感じです。

 

正直、読み始めは、どういうこと???と思いながら読んでいました。しかし、読み進めるうちに、物語の型というか楽しみ方が分かってくるので、次はどうくるのかな?とオチを楽しみながら読めました。

短編なんですけれども、プロローグから始まって、短編が続いて、最後にエピローグで締まり、すべてのお話が集まってひとつの作品になっている、と感じ

主人公の落ち着いた語り口調とともに、淡々と、そしてクスリとしながら、しみじみ味わえる”松重さんワールド”な小説でした。

 

ちなみに、エピローグに京都の押小路通にあるお店の”真っ黒な鯖煮”が出てくるんですが、実際にあるお店みたいなので、ぜひいつか食べてみたい・・・!

 

松重さんのエッセイ「演者戯言(えんじゃのざれごと)」

わたし、エッセイはそんなに好んで読まなくって。小説が好きな作家さんのエッセイでも、「え、全然おもしろくない」と思うこともしばしば・・・。

でも、松重さんのエッセイはおもしろく最後まで読ませていただきました!!

文章が語り口調なので、ほんとに松重さんの言葉でしゃべっている感じがしますし、ドラマ撮影のエピソードや、学生時代の話、バイトの話・・・など、それぞれクスリと笑いがあったり、読み物としておもしろかったです。

孤独のグルメのファンの方、孤独のグルメについても書かれていましたよ~。孤独のグルメのスタッフさんは、”チーム孤独”というらしいです(笑)

そしてお話に添えられている、イラストレーターあべみちこさんのイラストがかなりほっこりするイラストで、すごくお話の雰囲気に合っていて好きでした。

 

おわりに:松重豊さんワールドを堪能しました。

松重さんの書く文章、落ち着いていて、読んでいてクスリとできて、とても好きでした。

今回が初の著書ということで、また本を出版されましたらぜひ拝読したいです!

松重さんファンの方、孤独のグルメのファンの方、そうでない方も、ぜひ手に取って松重さんワールドを味わって下さい。

本日はお読み頂きまして、ありがとうございました!!

それでは、また~

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