“犯人当て”に挑戦!小説「どんどん橋、落ちた」(綾辻行人さん)

小説

こんにちは、ふみチッカです。

秋の読書に、はまり中。

今回は、綾辻行人さんの『どんどん橋、落ちた』を読みました。

 

こちらの本は、たんなるミステリー小説ではなく、

”犯人当て小説”となっています。

頭を使って、”犯人は誰か?”ということを考えながら読む、

おもしろい小説です。

物語を読むだけではない読書、体験してみませんか??

 

「どんどん橋、落ちた」の概要

講談社サイトより、あらすじお借りしました。

読者に挑戦!

超難問ぞろい、驚愕必至の“犯人当て”傑作集。

ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。

崩落した〈どんどん橋〉の向こう側で、
燃える〈ぼうぼう森〉の中で、
明るく平和だったはずのあの一家で……
勃発する難事件の“犯人”は誰か?

本格ミステリシーンを騒然とさせた掟破りの傑作集、新装改訂版で登場!

 

こちらの本は、1999年10月に単行本が発売され、

その後、文庫化されており、2017年に<新装改訂版>として

出版されたこちら↓が一番新しいものとなっています。

 

わたしが図書館で借りたものは、

1999年発売の単行本の初版のものでして、

古い本のにおいがめちゃくちゃしてました(笑)

 

綾辻行人さんの著書紹介(とりあえず「十角館」読んで!)

綾辻行人さんの著書は多数あり、

『十角館の殺人』をはじめとする「館シリーズ」、
「囁きシリーズ」
「殺人方程式シリーズ」
「Anotherシリーズ」

などが有名です。

友だちが貸してくれた『十角館の殺人』を読んだときの衝撃。
読んだ本の内容を忘れがちなわたしですが、
十角館は忘れられない一冊です。

未読の方はぜひ読んでみて下さい。

 

「どんどん橋、落ちた」の感想

順番通りに読むべし

綾辻さんの本は、「館シリーズ」を何冊か読んでいましたが、

その他の本は、はじめて。

今回たのしみにページをめくりました。

 

すると目次の横のページに、

「この作品集は並べられた順番どおりにお読みください。」

と注意書きがありました。

 

「どんどん橋」は5つの短編からなっていますが、

この注意書きからすると、

5つの短編に関連性があり、

順番通りでないと成立しないことがわかります。

 

この注意書きを読んだ時点で、

いったい何が起こるんだろうと、ワクワクしてきました

 

主人公は綾辻さん自身

この本の主人公は、著者の綾辻さん自身。

その綾辻さんに謎の青年U君が、

自分が書いた”犯人当て小説”のお話を読んでください、と持ち掛けます。

綾辻さんはU君の小説を読んで、

そのお話の犯人を推理する、というお話です。

 

読者は綾辻さんと一緒に犯人当てがたのしめる

この本では、綾辻さんとU君のやりとりの場面と、

綾辻さんが読む、U君の小説の場面とが、わけられています。

 

私たち読者は、綾辻さんと同じようにU君の小説を読み、

犯人が誰かを考えることができます。

 

犯人当て、当たらないけど好き

この作品に限らず、ミステリー小説を読むときは、

犯人を当てる気持ちで読みます。

ときにはメモをとってみたり、

読み返してみたり、

結構考えるタイプです。

 

まぁ、まったく当たらないんですけどね(笑)

犯人を考えるのが、楽しいからやってます。

 

そういうことが好きな私にとって、

「どんどん橋」は、ぴったりの小説でした!

 

作中に地図が出てきたりするんですが、

それをノートに書いて、

登場人物の行動とかも書き込んで

十分に考えました。

が、まったくわかりませんでした。

 

想像をはるかに超える解答たち

1作目の『どんどん橋、落ちた』を読んで、

いや全くわからん ⇒ そういうことかぁぁ!! と惨敗し、

 

1作目の教訓を得た上で、

用心深く2作目の『ぼうぼう森、焼けた』を読んで、

これかな?? ⇒  まじでかぁぁ!!! と気持ちいいくらいにやられ、

 

3作目の『フェラーリは見ていた』では、もう頭が疲れてきて、

4作目の『伊園家の崩壊』で精神的につらくなり・・・

 

もう読み進めるのをやめようかと思ったんですが、

いやここまで来たら最後まで読もうと、

5つ目の『意外な犯人』で、

やっと犯人を当てることができました (/・ω・)/!

 

しかし、「どんどん橋」&「ぼうぼう森」はやられた感というか、

まったく解けなかったけど、爽快感があって、

気持ちよくやられたという感じ。

 

「伊園家」はある家族との幸せのギャップもあって、

物語自体もつらすぎるので、かなりキツかったです。

 

わたしは最後の「意外な犯人」で気持ちを持ち直したので、

「伊園家」で同じように打撃をくらったひとも、

ここまできたなら「意外な犯人」まで読んで下さい。

 

おわりに:もしペットを飼うなら、名前はタケマルにしよう。

”犯人当て小説”、十分に楽しみました。

この本は、20年前に出版された本なんですよね。

最近は、新刊チェックばかりして読んでいましたが、

やはりおもしろい物語はいつ読んでもおもしろい!

 

気になったかたは、

ぜひ手に取って犯人当てにチャレンジしてみて下さい!

物語を読むだけではない読書が体験できますよ。

 

本日はお読み頂きまして、ありがとうございました!!

それでは、また~

※タケマルの意味は、本書を読めばわかります。

 

綾辻さんの囁きシリーズもおすすめです。

 

 

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